「カッサは危険」は本当か。咬筋ストレッチへの、私の考え方。

美容の話

今回は、TARA SISTERから少し離れて美容サロン。エステサロン運営をしている私が、SNSでよく見かける「カッサは危険」「咬筋を強く触ると腱や筋肉、血管が切れる」「たるみの原因になる」——

読むたびに、少し首を傾けたくなることについて書きたいと思います。

身体は、毎日作り替えられている

私たちの身体は、止まっていません。

筋肉も、細胞も、毎日新陳代謝を繰り返しています。触れただけで断裂してしまうような脆いものなら、それはすでに機能を果たせていない状態です。

健全な身体であれば、刺激を受けた細胞はより強く、より新しく作り替えられていく。これが、生きているということの基本だと思っています。

もちろん、極端に強い圧や誤った方向への施術は話が別です。でも「触ること、マッサージ(程度)自体が危険」という論理は、少し飛躍しているように感じます。

怖がって何もしないことが、たるみになる

咬筋は、顔の中でも特に使われ続ける筋肉のひとつです。食事、会話、緊張——気づかないうちに、ぎゅっと固まっています。

固まった筋肉はほぐされないまま硬直し、その上の皮膚を引き下げていきます。「触ると危険」と怖がってアクションを起こさないこと、それ自体がたるみの一因になりうる、というのが私の考えです。

私がサロンで実践していること

私の運営しているサロンでは、凝っている場所には積極的に触れていきます。筋細胞に新陳代謝を促し、血流を呼び戻し、顔に動きを取り戻すことを目的としています。
「気持ちいい刺激」それは血流が上がり筋肉も柔軟になっているからこそ気持ちいい。これが数年後にたるむ元になる・・なんて結びつかない。

「怖いから触らない」ではなく、「正しく知って、正しく触れる」。26年間この仕事を続けてきた中で、そこが美容と健康の分かれ目だと感じています。

情報が溢れる時代だからこそ、エステティシャンとして、実績と根拠のある知識をきちんとお伝えしていきたいと思っています。

— Nozomi ☺︎